今年は暑かったですね~
気温が高くなると空気は膨張し、同じ体積に含まれる酸素量が減りますよね。
で、キャブセッティングがちょっと濃いように感じたりします。
でで、スロットルバルブスプリングを交換したのも、吸気抵抗の少ないエアフィルターに交換したのも、暑さに負けない軽いエンジン回転を目指しての事でした。
そんなその場しのぎの対策でしたが、結果には大満足です。
んがんが、逆に温度が下がれば、同じ体積中の酸素量は増えます。
夏よりも冬の方がエアークリーナーから入ってくる酸素の量は多いのでした。
ならばっ!そんなその場しのぎの対策をしなくても、猛暑日を真冬に変えればいいじゃん!エアコンの空気をキャブレターに入れれば解決するじゃん!
と言う事で・・・
写真は秋月電子さんからお借りしてきました。
ドラえもん冷蔵庫で使われているペルチェ素子です。
ペルチェ素子とは、2種類の金属の接合部に電流を流すと、片方の金属からもう片方へ熱が移動するという「ペルチェ効果」を利用した素子なんだそうです。
これをエアクリーナーケースに入れて電気を流せば、あ~ら不思議。あっと言う間に猛暑日が真冬に!
これで春夏秋冬キャブセッティングはバッチリ!パワフル&スムーズ!
インジェクションがナンボのもんじゃい!ちょいのちょいと作って大儲けするぜーっ!
と言う予定だったのですが・・・
ペルチェ素子は吸熱側から放熱側に熱量を移動させているだけですので、そのまま放り込めば冷えるどころか、入力した電気の分まで発熱するのでありました。
てな事でヒートシンクでの放熱は必須!さらには冷却ファンまで使って冷やさなければならないのでした。
となると、TLRの窮屈なエアクリナーケースではちょっと無理かなと・・・?
アレやソレのように全く考えがまとまらず、何時ものようにアイデアだけで終わってしまいそうな今日この頃です。(悲)