2017年10月10日火曜日
曲がるステンレスボルト
だもんで、2016年6月27日からサイドスタンドブラケットに穴を開けて、M6ソケットボルトの頭をストッパーにしたんです。
最初はバッチリだったんですが、時と共にドンドン寝る。コケる寸前まで寝る。
てかコケる。
これはアカン~なと、ちょっと大きなカラー、二面巾11㎜のナット、と順次大きくして対処してきたんですが、とうとう二面巾11㎜のナットでも寝るようになって、かくなる上はとM8の二面巾12㎜のナットをストッパーにした訳です。
M8のナット(二面巾12㎜)をM6のボルトで止める訳ですから、当然取り付け時にスタンドに押されてズレます。
だもんで、ナットがセンターになるようにステンレスの皿ネジを使って締め付けていたのですが、
ツーリング1回も持ちませんでした。
前日に新品ボルトにしても、出先に着いた頃にはバイクが寝てたんですよね。
と言う事は、数回スタンドを立てたり戻したりしたらボルトが曲がってたと・・・(泣)
スタンドのストッパーくらいステンレスで持つだろうと思ってたんですが、予想より力が掛かってるんですね~
てな事で、バイクから取り外したボルト(強度表示はありません)にしたところ、1回のツーリングでは曲がる事無くしっかり持ってます。
流石にバイク用のボルト(強度8.8~12.9)ですな~
2016年4月5日火曜日
ファットバー変換クランプ取り付けボルトの作成
ファットバーを購入したのは2014年12月。気づけば1年以上経ってますな~
いい加減付けなければ・・・
変換クランプを使うとハンドル位置が20㎜上がるのですが、購入したファットバーが現在使ってるレンサルの6.5インチより低かったので、TLM50のアッパーブラケットを入れてさらに19㎜上げることにしたんです。
が、となるとボルトが短い。
クランプの取り付けボルトはボタンです。
何故なら・・・
ソケットボルトだとハンドルに当たってしまうんですね~
だもんで・・・
何時か見た作業。
強度12.9の錆びた黒染めボルトの頭をテーパーに削り
ナイスなメッキをします。
これがですよ~ 全然メッキが載らなくて、結局一日かかってしまいました。(泣)
メッキ液(トイレの洗浄剤NEOナイス)の中に金属イオンが充満しないと駄目なんでしょうかね~
で、1日がかりで完成したボルトです。
今週末にはファットバーを取り付けられるのでしょうかーーーーーーっ!?
<追記>
電気メッキについて重要な記事を見つけましたので転載させて頂きます。
2)電気めっきについて
①水素脆性
金属に水素が侵入し、そのために金属が脆くなる現象を水素脆性といいます。特に鉄鋼材料においては、硬度が高く引張強さの大きい、いわゆる高強度鋼と呼ばれている鋼での破壊が問題になっています。(六角穴付きボルト類のように高強度のものにめっきをする場合、最も注意を払うべき事項です)水素の侵入は、めっき前処理工程の酸洗い及びめっき工程で発生します。現状では、めっき工程での水素の侵入は避けられません。
②脱水素処理(ベーキング処理)
めっき工程で鋼中に侵入した水素の除去は、200℃前後の温度で2~4時間均熱することによりある程度除去できますが、素地の硬さ、粗さ、めっき時間と膜厚、酸洗い時間と酸の濃度等の作業条件によリベーキング時間を検討する必要があります。
③めっきと強度区分の関係について
六角穴付きボルトにめっきを施す場合、基本的には強度区分 10.9 以下とし、必ず脱水素処理(ベーキング処理)を実施する必要があります。強度区分12.9 について電気亜鉛めっきをされる場合、水素脆性による遅れ破壊(締結後、数時間から数十時間で首下部またはねじ部等で破壊する現象をいう)する可能性がありますので、メーカーとしては、推奨できません。
3)強度区分12.9 用のめっき
強度区分12.9 用のめっきとしては、下記のものを推奨します。(いずれも前処理で酸洗い工程がなく、めっき処理を電気的に行わないものです)
①ダクロタイズド処理
②メカニカルめっき(または衝撃めっき)
3.表面処理について
2016年3月13日日曜日
強度区分12.9
皆さんご存知のようにボルトで悩んでます。
前回のボルトが駄目!と言う事で、一度はモンテッサのボルトを購入しようと決めてたんですが・・・
ボタンボルトにこだわらなければ、何か使えるものが有るんじゃないのかと手持ちのボルトを探してたんです。
しかし、どうにもピッタリくるものが無くて・・・
と・・・ どやさっ!
きょう、醍醐のホームセンターで見つけました!
黒染で錆びやすいけど、強度区分12.9です!
偉いぞロイヤル! カッコいいぞロイヤル! やるな~ロイヤル!
ボタンボルトに比べると頭の径が小さいですが、ワッシャーを入れて接触面を確保する予定ですねん。
これでスプロケット交換が出来そうです。
2016年2月25日木曜日
悩ましいリアスプロケット取り付けボルト
TLMのスプロケット取り付けボルトはテーパーボルト。'97GASGASの6穴用ボルトは短くて使えない。ときたもんだ。
となるとボルトを購入しなければならない。
どちらのボルトにも強度は書いてないのでTLMのマニュアルで締め付けトルクを調べてみると、指定締付けトルクは3.2~3.5kg-m。
これは確実にハイテンボルトですな~
で、検索で高強度のボタンボルトを探したんですがメッキボルトは強度10.9しかなく、強度12.9となると黒染めしか見当たりませんでした。
オーバークオリティと言われようが、安心安全のためには最高強度の12.9を使いたいんですが、黒染めは直ぐに錆びるんですよね~
で結局、ホンダ純正ボルトを購入しました。XL600RDのスプロケット取り付けボルトです。
これで安心!これで安全!絶対折れません!
んがっ!
あ、あ、頭がーーーーーーっ!
大きすぎて入りませんでしたーーーーーっ!
えーーーい!どうしてくれよーーーっ!!(号泣)
2016年2月20日土曜日
TLMのハブに外車のリアスプロケットを・・・
GASGAS TXT PRO用のリアスプロケットを購入しました。
純正ですので元は10,000円以上した筈なのですが、落札価格3,600円+送料205円と格安で入手できました。(嬉)
これは2013年のMFJ競技規則変更による恩恵?なのかも知れませんな~
・リヤスプロケットの穴を全てふさぎ、身体の一部が入り込まないようにリヤスプロケットカバーを装着しなければならない。
そんなこんなで、新車購入時に交換されたと言う事で新品でしてん。
で、早速TLM200のハブに付けてみました。
おお~
なんで'85年発売のTLMと最新モデルの外車が同じなのかは分かりませんが、ピッタリ!ですがな。不思議ぃ~
違いは取り付けボルトのみです。
左はTLM用のテーパーボルト(首下25㎜)、右は'97GASGASの6穴用ボタンボルト(首下22㎜)です。
6穴用ボタンボルトだと・・・
3㎜短い。
これではロックナットのロック部分まで届きませんな~
4穴用のボタンボルトは首下25㎜なのだろうか・・・?
はたまた、スプロケット取り付けボルトの強度は10.9でいいのだろうか?それとも12.9が必要なのだろうか?
悩むな~
2014年5月3日土曜日
TLR200 ホンダのボルト強度
あれです。
今まで一般的なボルト強度については書いてましたが、ホンダのボルト強度に関しては放置状態でした。
で最近、「HONDA サービスマニュアル 共通編」(バイク屋さん向けのものだと思います。15、6年前、電気の勉強のために買ってたものです。)に、六角ボルトの強度記号についての記述を見つけましたで紹介しておきます。
六角ボルトの強度記号
六角ボルトにはボルトの材質によって強度記号を設定してある場合がある。
ボルトの材質によって標準ボルトと高力ボルトに区別される。組み立て時には高力ボルトの位置を間違えないように注意すること。
また、標準ボルトは特に指定がない限り標準トルクで締め付けるが、高力ボルトは指定のトルクがあるので注意すること。
強度記号がない6mmSHボルト(Small Head:二面巾8mmでねじの大きさ6mmのフランジボルト)はすべて一般標準ボルトとして扱う。
強度記号がないDRボルト(六角頭部が肉抜きされたフランジボルト)はフランジつば外径により区別される。同じ六角部寸法でつばの大きいものは高力ボルトであるため、取り付け位置及び締め付けトルクに注意すること。
UBSボルトは高力ボルトに含まれる。外観上はボルトの首下にアンダカットが付けられているので区別できる。UBSボルトには強度記号が付いている場合と無い場合がある。また座面に5~60′ のわずかな角度が付けられている。
2013年12月6日金曜日
ボルトの強度区分
以前にもボルト強度の事について書いたんですが、情報源が1996年8月1日発行のMOTO MAINTENANCEと言う事で、7Tや9Tと呼ぶ古い強度区分がメインでした。
その古い強度区分は1999年4月1日で廃止され、現在は小数点の付いた新しい強度区分になっています。
強度区分について分かりやすいページを見つけましたので、転載&ご紹介しておきます。
12.9とは
小数点の左の数字と右の数字がそれぞれボルトの強さを表します。
左の『12』が'120キロまで切れない'という強さを表します。
これを「最小引張荷重」といいます。
右の『9』が'120キロの9割→108キロまでは伸びても元に戻る'という強さを表しています(108キロを超えると伸びきって元には戻りません)。
これを「降伏荷重」または「耐力」といいます。
「10.9」→100キロまで切れずに9割の90キロまで元に戻る
「8.8」→80キロまで切れずに8割の64キロまで元に戻る
「4.6」→40キロまで切れずに6割の24キロまで元に戻る
JIS規格では、次の10種類の強度区分が定められています。
3.6/4.6/4.8/5.6/5.8/6.8/8.8/9.8/10.9/12.9(力の単位は、1平方ミリメートルあたりです)
11Tとは
110キロまで切れないという最小引張荷重だけを表しています。
「8T」→80キロまで切れない「7T」→70キロまで切れない「4T」→40キロまで切れない11T、8T、7T、4Tなどの強度区分は「降伏荷重」は表しません。
「11T」と「10.9」は"0.1の差"でほとんど同じと誤解されやすいのですが、実際には引張強さが110キロと100キロで10キロの差があります。尚、○○Tという強度区分は、1999年4月1日で廃止となりました。
と言う事でした。
2010年3月24日水曜日
TLR200 ボルト
強度的には大丈夫?なんですが、フォーク取り付けボルトを、ステンレスからホンダ純正の鋼製に戻しました。
JISの強度区分では、六角ボルトには普通ボルトと高力ボルト(ハイテンボルト)があり、オートバイに使われるボルトはほとんどが7Tか9Tのハイテンボルトだそうです。
また、キャップボルトはハイテンボルトのみで、12Tまで用意されているそうです。
ステンレスの場合は加工方法によって強度が変わるようですが、普通に手に入るステンレスボルトは大体7T相当と思っていいようです。
<鋼製ボルトの強度区分と材質>
4T:一般構造用炭素鋼・・SS41(ホームセンター等で売られているもの)
5T:
6T:
7T:機械構造用炭素鋼・・S45C
9T:クロムモリブデン鋼・・SCM435
12T:ニッケルクロムモリブデン鋼・・SNCM630
数字は引っ張り強さの10分の1を表しており、4Tのボルトは40kgf/cm2の強度が保証されているということです。
なお7Tとか9Tと表示するのは古い規格で、新しいJIS規格のボルトは9.8のように小数点が付きます。
ホンダの場合は、軽量化のためにボルトの頭が凹んでいたりして表示が無いですが、一般的にはボルトの頭に9.8や12.8等の強度表示があるようです。'97GASGASのボルトの頭には8.8などの表示が有ります。
ステンレスボルトの強度はこちらをご覧下さい。(この情報は五十朗さんから頂きました)
BUMAX高強度ステンレスボルト
で、今回交換したホンダ純正ボルトです。
パーツ番号は96600-0803510で、(青文字部分がネジ径、赤文字部分がネジの長さ)車種を指定した専用の番号では有りませんので、ホンダでは普通強度のボルトで7Tなんだろうと思います。
であれば、7T相当のステンレスボルトでも大丈夫な所なんですが、限界を超えた時にステンレスはポッキリ折れてしまう可能性が有るのに比べて、伸びたり曲がったりしながらも何とか堪えてくれる、鋼製の方が安全性が高いのだろうと・・・だからメーカーが使っているのだろうと・・・
で、純正に戻しました。
この記事は1996年8月1日発行 MOTO MAINTENANCE Vol.6 p54[読者企画]高嶋俊隆氏のtextを参考に書かせて頂きました。
2009年3月17日火曜日
TLR200 強度不足
一般的なSUS304のステンレスボルトでは強度不足と言う事で、早速鉄ボルトに交換しました。
これで安心。何処でも下れます。(はいはい)
このボルトは52s(8mm厚)のサポートを作った時の物で、少し短くてワッシャーを省きました。
正しい長さの物をホンダに発注した方が良いかもです。
2009年3月16日月曜日
TLR200 ボルト&スイッチ
今日はどうしても山を越えて河原町方面に行かなくてはならなかったので、ついでにネジ屋さんとマルツに寄ってきました。
山科区と大津市のホームセンターには無かった、M8L55㎜のステンレスソケットボルトです。
5本で420円でした。
(一般に販売されているステンレスボルトは強度不足で、力の掛かる部分には使えません。メーカー純正のハイテンボルトを使用して下さい)
早速取り替えました。(キャリパー側の上のボルトが55mmです)
と、もう一つ。
ブレーキ用にオムロンのマイクロスイッチが欲しくて、寺町のマルツへ行ってきました。
マイクロスイッチを見ていると、押してOFFと言う、ブレーキにピッタリのスイッチが有ったのでこちらを買ってきたのですが、有ろうことかネジサイズがM7でした。
こんな特殊サイズのタップは、おいそれとは手に入りません。
有ったとしても、AJPのブレーキスイッチより高いでしょうねぇ?
どうしたものか・・・
<3月17日:追記>
ヤマドリさんからのコメントで、ホームセンター等で手に入るステンレスボルトでは強度不足では無いかとの指摘を受けました。
まさにその通りで反論のしようが有りません。
以前アンダーブラケットのボルトをステンレスに交換した、'98テクノの折れたボルトを実際に確認し、強度不足を認識しているにも関わらず、さも使えるが如くブログに書き込んでしまいました。
ホームセンターなどで一般的に売られているステンレスボルトは、7T程度の強度ですので、力の掛かるフロントフォークやブレーキ部分には使えません。バイクメーカーのハイテンボルトを使用して下さい。
申し訳有りませんでした。お詫びして訂正いたします。