2010年12月16日木曜日

TLR200 セルフサーボ効果

部品箱に転がってたブレーキカムです。




左端の一個だけ新品です。
真ん中の3個はKJ2(TLR200用)で、TLM200のフロントとTLM50のリアにも使われています。
KJ2が何故TLMに使われているのか、シゲシゲと観察してみました。




左がKJ2です。
右のカムは両側とも同じ形状なのですが、KJ2は片側だけシューのトーに当たる部分が丸くなっています。
これを正しく組むと・・・




カムの上側(リーディングシュー側)が角張った方になり、下側(トレーリングシュー側)が丸くなった方になります。
で、リーディングシュー側が微妙に早く、強く、ブレーキドラム内面に当る事になり、より強いセルフサーボ効果(自己倍力作用)が期待出来るのでしょうね。
やっぱりホンダさんは凄いですな~
しかーし!であれば、何故TLM200/220のリア(追記を参照)とTLM50のフロントにKJ2を使わなかったのか?
何か理由が有る筈なんですが・・・残念ながらそこまでは分かりません。

を踏まえてっ!TLR250のカムを見てみると・・・




こ、これは!
KJ2じゃねーっ!おそらくTLM200/220と同じGC5(MT80S)かもー

今度KJ2に入れ替えてみまーす。かぁ?

<2011年1月10日追記>
TLR250の110φリアブレーキ用カムはKJ2より長く、まったくの別部品でした。
TLR250のパーツリストを持っていないので照合できませんが、同じ110φブレーキのTLM200/220のカムも、TLR250と同じ部品だと思われます。
※同じ110φですが、フロントブレーキは短いカムのKJ2が使われています。



2010年12月4日土曜日

TLR200 CD50ブレーキシュー

後輪に付属していたシューがあまりに効かないので、以前使っていたCD50のブレーキシューに交換してみました。




付属していたシューです。
刻印を溶かした?ような感じで、読めなくなっています。不思議です。




CD50のシューです。残り3㎜くらいでしょうか。
スプリングがタスキではなくて平行です。バネ部分が太い。刻印もハッキリクッキリ。




太いバネが、ベアリングがはめ込まれている部分に擦らないか、一応確認です。(以前、社外品の平行スプリングで擦るものが有ったので・・・)




組んでいる時点でブレーキの効く効かないは分かるのですが、何時もの林道までテスト走行に出かけました。
で、入って間もない所でイーハトーブさんとバッタリ。冬イチゴを撮影していたとか・・・
そんな季節だったのねー。

んで結果は!交換して良かった!普通に効くようになりました。
明日少し走ってきます。


2010年11月23日火曜日

TLR200 すぺっしゃるスパナ

「すぺっしゃるスパナ」と言っても、100円ショップの自転車コーナーで見つけたものです。




ダンパー付きのハブにスプロケットを付ける場合、先ず、フィキシングボルトと言う4本足をスプロケに取り付け、その4本足をダンパーの穴に差し込む事になります。
しかし、4つの穴ピッタリに入るようにフィキシングボルトを取り付ける事は不可能?ですので、仮締め状態で穴に差込んでから本締めをする事になります。
TLR200のハブの場合は、円周の突起ドーナツ状のスペーサー(24日訂正)がフィキシングボルトの回り止めの役割をしていて?そのままフランジナットを締められたような?気が・・・します。
が、TLR250のハブは何も無いので、回り止めをしなければ本締め出来ません。(手に入れた時は緩いままで締まってませんでした)
でぇ、スパナで回り止めをしたいのですが、狭い!とっても狭い!力いっぱい狭い!
仕方が無い!スパナをサンダーで薄~く削ろう!でも、手持ちのスパナは勿体無いよね。だから、100円ショップの工具を買ってきて削ろう!エイ!エイ!オー!

と言う事で出かけたんですが・・・
売ってるし!薄~いの売ってるし!削らなくても使えるし!本締めは出来ないけど、回り止めだったら十分だし!嬉しや!これは嬉しや!なまんだぶつ、なまんだぶつ・・・




ほ~れ、締まった、締まった、島倉千代子。

以上!全国民が泣いた!愛と感動の物語り!!
「100円でこんなに役立つ工具が有ろうとは!」でしたっ。