2008年1月19日土曜日

TLR200 自作 クランクケース内圧コントロールバルブ

前回、リードバルブテスト用に買ったホースニップルを見てると、プラスチックボールかマジックボールを入れるだけで逆止弁が出来そうです。
早速ホームセンターへ出かけました。
しかしボール状の物は見当たらず、ゴルフで使うアイアン専用ティーと学童用傘ツユ先を購入。
また、蓋をする為の内ネジホースニップルが見当たらず、代わりに銅管ソケットアダプターなるものを購入しました。




真ん中に有るのが銅管ソケットアダプターです。ロー付けして使うものでしょうか?
ホースを中に入れてみるとゴソゴソです。シールテープを巻くかシール剤で漏れ止めをしなければなりませんね。




1/2と言う表記だけで買ったんですが、ホースサイズで穴の大きさが違うんですねー。知りませんでした。今回は大きい方を使ってみます。
さらに観察すると・・・ホースニップルですので仕方有りませんが、ネジ部分の大きな穴のセンターと、ホース接続部分の小さな穴のセンターがズレてます。
ですので、大きな穴をセンターに考えると隙間が出来て弁になりません。




で、ホース側の小さな穴のセンターに合わせて、ティーの外周を少し小さめに削りました。
なかなか良好な止まり具合です。




学童用傘のツユ先。こちらは加工無し。材質はティーと同じポリエチレン樹脂ですが、ちょっと漏れが多いようです。




M5/M6の皿ビス。弁としては皿ビスが一番でした。ほぼピタッと止まります。エンジンバルブのように磨り合せをすれば完璧でしょう。しかし、重さもそれなりに有り、小さな圧力変動では無理が有るように思いますのでボツにしました。




結局、アイアン用ティーに決定。気体の流れる溝を3本入れ弁にします。




緑色のOリングは、横型エンジンのシリンダーベース面用です。弁の、動き制限の為に入れてみました。




完成。素材が真鍮と銅ですので、それなりの重さです。
本物が18,000円。こちらの制作費は456円。何卒よしなに、堪えてつかぁさい。




エンジンをかけるとカタカタと音がします。タペット音と相まって、かなり賑やかなエンジン音です。画像のような大気開放ではなく、エアークリーナーケースに接続すれば、もう少し静かになる事でしょう。(追記:ホースを延長しエアークリーナーケース上に持って行った所、響いて余計にうるさくなってしまいました)

結果は・・・エンジンブレーキがソフトになり、アクセルのオンオフも若干ですがメリハリが付いた印象です。パワーアップと言うより、よりスムーズに回る感じですね。
プラシーボ効果に加えて、456円以上の効果が有ったように思います。
まだまだ、プラスチックボールやアルミの皿ビス等、いろんな物を突っ込んで楽しめますので、皆さんもお一つ如何でしょうか?


2008年1月14日月曜日

TLR200 サンポールでセッティング

他のバイクと同じく?下が濃いTLR200。
クリップ位置は一番上でこれ以上薄く出来ず、ロー付けでピンの頭を伸ばし、溝を刻もうとチャレンジしたのですが難しくて断念。ならばピンを太くするしか有りません。以前はハンダメッキしてたのですが、ちょっとハイテク?電気メッキどえす。




メッキしたくない部分にセロテープを巻きました。




メッキの最中です。けっしてモナカでは有りません。




前回と同じくバッテリーターミナルでメッキしたのですが、ご覧の様にデコボコになってしまいました。表面の銅メッキが無くなり亜鉛合金がメッキされたようですが・・・何故に?
亜鉛メッキは確かに艶のないメッキですが、これほどデコボコにならんでも・・・
泣きながら、ダイヤモンドヤスリとオイルストーンで滑らかに研ぎ、今度は使わなくなったニードルピン(真鍮だと思います)でメッキ。
なかなか上手くいかず、何回か真鍮ブラシで擦りながらメッキを繰り返しました。




上がメッキに使ったピン。下が出来上がりのTLRピンです。デコボコになった時はどうなるかと思いましたが、なんとか滑らかになりました。
気になる結果は?
うふっ。symbol1 とても良い感じです。重ったるかった加速が軽くなりました。
しかーし!スタンダードを含め今までで一番ですが、アイドリングへの落ちは少し良くなっただけで、何時も同じ様にストンと落ちる訳では有りません。
また、M.J.の選択にも問題が有るようで、90km/hからの伸びが苦しくパワーが有りませんでした。
再メッキ、M.J.交換と、もう少し楽しまなければならないかも知れません。
とりあえず、メッキして良かったーっ!と言うところですね。

<1月16日追記>
走行テストは、前日に付けたクランクケース減圧のためのリードバルブを外してテストしてます。


2008年1月13日日曜日

TLR200 クランクケース内圧コントロールバルブ

何々・・・
「クランクケースは減圧した方が望ましい?F1カーはポンプを使って真空に近づけている?巷で売られているクランクケースコントロールバルブはワンウェイバルブ・・・」

なんですとーっ!あれって減圧してるだけだったのかーっ!!

知らなかった!クランクケースコントロールバルブの中身は逆止弁(チェックバルブ)だったのです!
これは実験しなければなりません。




手元に有ったNSR50/80のリードバルブです。これで製作します。




残り物4mm厚のアルミで吸気側?の蓋を製作。




新たに購入したホースニップルとナット、スチールバンドです。




問題発生。ナットがリードバルブボディーに入りません。




対面の2面だけ斜めにカット。




問題解決。




出来上がったバルブを、気圧が低いであろうエアークリーナーケースに直接付け様と思ってたんですが、スペースが無くて断念。
で、100円ショップで見つけた密閉ケースにリードバルブを入れ、そこからホースでエアークリーナーケースに接続する事にしたんですが、これも断念。ケースがほんの少し小さくて、リードバルブが入れられませんでした。




仕方無しにタンク下に。あくまで臨時、大気開放です。エンジンをかけるとベベベべとリード音がします。
今日は生憎の天気で、何時ものテストコースはミゾレ。比較テストのような丁寧な結果では有りませんが、中高速がパワーアップしてるようです。激しく回ってる印象です。
面白い。確かにクランクケース減圧は効果が有るようです。
これから、負圧部分であるエアークリーナーケースやインシュレーターへの接続など、さらに減圧出来るよう改良してみましょう。