2009年5月25日月曜日

TLR200 ミストでうっふん。(超音波で完全燃焼!?)

2年前の夏に、濡れない霧「ミスト」で温度を下げると言う実証試験が話題になっていました。
ノズルから高圧で水を噴射して「ミスト」を作りだすと言う、インジェクション方式だったのですが・・・
「ミスト」を作り出せれば、2st.エンジンを完全燃焼させる事が出来るかもぅ、と、早速オークションで超音波加湿器を落札したのでした。
で、分解。




100Vを直流の37~8Vにしている電源部分は捨てました。
バイクは12Vなので、意味ないですからーっ!




この丸い部分で、水を「ミスト」にして加湿します。

さぁ、本来で有れば40V近い電圧で作動している物が、12Vで上手く「ミスト」を作り出せるんでしょうかーっ!
テスト用に燃料用アルコールを入れて、電源オーン!




おおー激しく「ミスト」になってるじゃあ~りませんか。
これはいける!2st.エンジンに使えば、燃費が良いのにパワフルでクリーンな燃焼になり、2st.エンジンが復活出来るかもー!「多孔プレート」がなんぼのもんじゃーい!大儲けするずぇ!

と、あれから2年近く経ったのですが・・・
なんの進捗も無く、ほったらかしです。

誰かーっ!このアイデアを現実の物にして見ませんかーっ!絶対売れます。アイデア料は売上の5%で構いませんからーっ!


5月28日ちょっと補足────────────────────────

何故ミストを作り出して喜んでいるのかと言いますと、2ストロークエンジンの吸引力は弱くて、キャブレターで完全な霧化は行われていません。負圧で吸い出されたガソリンが、内壁にそのまま付着している状態です。当然クリーンな燃焼は望めませんしパワーも出ません。で、何とか霧化を促進出来ない物かと、関東のYSPの社長が考え出された物が「多孔プレート」で、特許を取得されています。
「多孔プレート」で検索して頂くと、たくさんの自作例が出てきますので参考にして下さい。
私も、以前自作してテストしましたので紹介しておきましょう。

http://blue.ap.teacup.com/applet/buratto/30/trackback

4サイクルのTLRでもテストしています。

http://blue.ap.teacup.com/applet/buratto/27/trackback

私のテストではこれと言って体感出来ませんでしたが、「多孔プレート」で霧化を促進する事により、パワーアップや燃費の改善が期待出来るので有れば、より積極的にガソリンの粒子を細かくする事で、更なるパワーアップと燃費の向上、クリーンな排気に出来るのではないだろうか?

と言う事なのです。
キャブレターで霧化出来なかった部分を超音波で「ミスト」にすれば、綺麗なガス状になり着火し易く燃えやすい状態を作り出せる筈です。
燃えやすいガスは完全燃焼をしてクリーンな排気を実現!

2ストロークエンジンの復活です。どうでしょうか?


12 件のコメント:

  1. 2009/5/25 19:28
    おおーっ!博士、早速特許申請をっ!
    ディーゼルのように2stもクリーンになって復活するかもしれませんね!
    しかし、ロイヤリティー5%はチョッと・・・(^^:)

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  2. 2009/5/25 19:51
    凄い・・・信じられない・・
    あなたは神です、おしゃまんべです・・・・

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  3. イーハトーブ2019年3月13日 16:32

    2009/5/25 21:28
    恐ろしい事をお考えですね。ただただビックリ!!
    これで老後は安泰ですね。
    好きなだけバイクを買って下さい。博士。

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  4. 2009/5/25 22:11
    みなさーん。有り難うございます。
    これでかる~く20億ほど入ってくる予定です。
    いやー参ったなぁ、使い切れないですぅ。って言ってみたいな~
    マニホールド自体を高周波で振動させられると良いんですが・・・

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  5. 2009/5/26 22:00
    久々にお邪魔します。
    何だか凄く良さそうなアイディアですね。

    大手メーカーの技術屋さん、このブログ見てないですかね。


    HONDAさん!どうですか? この技術でエンジンの歴史に革命を起こしては?

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  6. 2009/5/26 23:19
    有り難うございます。だと思うんですが・・・
    メーカーは2st.のインジェクション化とか、バルブを付けるとか、凄いテストをしているんでしょうね~
    その中に超音波も有るのかも知れません。ピンを超音波で振動させるとか、フロート室に仕込むとか・・・
    キタコやタケガワも、モンキー用で何時の間にか出したりして・・・
    しかし、どこを振動させたら効率が良いのか、実際に製作して色々テストしてみないと始まりませんね~

    で、どうしたもんだべ~と悩んでいるうちに、2年近く経ってしまったのですぅ。

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  7. 2009/6/21 23:34
    初めまして、いつも楽しく拝見してます。
    現在、吸気導入部での気化は多孔質材を用いたノズルで実用レベル迄は達成しているのですが2ストロークエンジンの場合一次圧縮により気化状態で吸入した混合気が再び粗粒と化してしまうのが問題です。又、霧化粒子が小さいとシリンダー内壁への付着によって生成される潤滑膜厚の確保が難しくピストン材質や表面処理、シリンダークリアランス等の見直しに迫られメーカーサイドでは敬遠されているのが現状です。この課題をクリアされれば億万長者といっても過言ではありません。
    今後の記事を楽しみにしております

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  8. 2009/6/22 7:10
    bunnyさん初めまして。
    非常に興味深い情報有り難うございます。やはり素人考えでは上手くいかないようですねぇ。
    バクダンキット、多孔プレート、ヨシムラのフラットキャブ等、評判の良いパワーアップシステムは霧化を促進するパーツなので、超音波で究極のガス化をすれば面白かろうと思ったのですが・・・
    億万長者への道は険しいようですねー(泣)

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  9. 2009/6/23 22:39
    補足があったとはー!面白いですね~(^^)
    ハーレーやホンダFITなどにあるツインプラグは2stにはどうでしょう!?FITのプラグ、デンソーとNGKが一緒に付いてるというのが面白い!

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  10. 2009/6/23 23:23
    昔ツインプラグの車種が有ったんですが、なんの車種だったか思い出せません。
    ヤマハだったと思うんですが・・・
    で、片方がブラインドプラグになったヘッドを、どこかで見たような気がするんですが、記憶が残ってません。
    夢だったのでしょうかーっ!

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  11. 超音波霧化分離は、既に1995年には完成してるので特許でも何でもないと思います。

    超音波霧化現象は、19世紀1800年代から分かっている内容で、ミスト装置が作られてます。

    油と水を分離するなど、色々なモノに活用されてます。

    エマルジョン燃料や酸水素ガスの製造など超音波装置で攪拌する技術です。

    バイクだけではなく自動車エンジンやジェットエンジンでも色々と霧化テストを行って試行錯誤して製品になってないのは、霧化するよりも気化した方が効率が良いからでしょう。

    低温下で霧化現象が安定しないのが原因だと思います。

    振動の多いレシプロ機関で超音波装置を利用するよりもスクロール式の空気圧縮機などを用いた混合気の気化の方が効率は良さそうですけどね。

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  12. ユタカっちさん、詳しい情報&解説有難うございます。
    とても勉強になります。
    後付けのパーツで燃焼効率を上げる方法として考えてみたんですが、今や2ストもインジェクション時代。
    スマホで自分好みのセッティングが出来るようですので、後付けのパーツで何とかする時代は終わったようですね。
    最先端の2ストバイクに乗ってみたいもんです。

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